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俳句エスプレッソ
俳句エスプレッソ(2) ~季重なりはいけないか~
一句の中に季語が2つ、もしくはそれ以上入っていることを「季重なり」といいます。俳句は基本的に一句に季語は1つが望ましいと言われます。「季重なり」は駄目というわけではありませんが、一句としてまとまりが...
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俳句エスプレッソ
俳句エスプレッソ (1) ~俳句に季語は必要か~
俳句は季語を入れ、五七五の十七音からなる有季定型詩です。これはきまりですが、ではなぜ季語を入れる必要があるのでしょうか。「しんしんと肺碧きまで海のたび 篠原鳳作」のような優れた無季俳句もあるではない...
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俳句エスプレッソ
「俳句エスプレッソ」 ~はじめに~
今回、新たに「俳句エスプレッソ」と称し、「俳句のふしぎ」を考えるコーナーを設けることにしました。きっかけは、中学時代の親友から「俳句の疑問や基本的なことがわかるコーナーがあるといいな」との感想をもら...
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熱帯と創作
「熱帯と創作」(3)『サンダカン八番娼館』 ~どん底から哲学的深みへ~
「事実は小説より奇なり」とは、イギリスの詩人バイロンの『ドン・ジュアン』の一節から生まれた表現です。女性史研究家、山崎朋子の『サンダカン八番娼館』(1972年刊)を読んでそんな感想を持ちました。この...
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俳句の視点から
「俳句の視点から」(4)「コアな部分」をさらに研ぎ澄ます
2年前、20年ぶりに車を買い替えました。その際、いろいろなブランドの車を見て回りましたが、デザインではマツダの車に惹かれました。美しいボディや色、光の反射具合などエレガントで心地いいのです。いったい...
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熱帯と創作
「熱帯と創作」(2)『月と六ペンス』 ~人間の持つ矛盾~
サマセット・モームの描いた20世紀前半の大英帝国の世界は、南洋の国の人々を見下すイギリス人や帝国主義の価値観を見事に浮き彫りにしています。優越感、差別意識、経済的価値への傾倒をモームは南洋の美しい景...
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俳句の視点から
「俳句の視点から」(3)分かる、分からない
「役に立つ」知識を手っ取り早く身につけたい、という要望を「ファスト教養」と名付けたのは、2022年に刊行された『ファスト教養 10分で答えが欲しい人たち』の著者、レジ―でした。この書は、自分の成長...
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俳句の視点から
「俳句の視点から」(2)具体と抽象
私が入社したての頃の出来事を話します。新入社員だった私に対し、課長から「今度、北欧からお客様が来日するので、アレンジをしてください」と指示がありました。当時の私は、まず「アレンジ」という言葉の意味が...
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熱帯と創作
「熱帯と創作」(1)東洋の神秘 ~サマセットモーム~
「ラッフルズ、その名は東洋の神秘に彩られている」 当時のラッフルズホテルを絶賛したのは、英国の作家、サマセット・モームです。モームは、1921年に初めてこのホテルを訪問しました。大英帝国の植民地華や...
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俳句の視点から
「俳句の視点から」(1)Z世代と日本のこれから
高市政権誕生 2025年10月21日、高市政権が発足しました。朝日新聞が行った全国世論調査(電話)によると、内閣支持率は68%に達したとのことです。2001年以降の12政権では3位に当たるようです。...
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グローバルの窓(海外体験記)
第3回 “Never give up!”
まだドイツでのビジネスが立ち上がる前のこと。私はデュッセルドルフのアルトシュタット(旧市街)にいました。仕事を終え、ハードディスクドライブの営業マネジャー、ハーターと二人でアルトビアー(黒ビール)を...
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グローバルの窓(海外体験記)
最終回 南洋と日本のグローバル化(5)Thinking about Japan’s globalization(5)
グローバリゼーションの変遷 思い起こせば、次のようなことばを配属先の部長から掛けられたのが私の社会人の出発点でした。「仲君もいよいよこれから貿易マンになるんだな。しっかりがんばって仕事をしてくれ」 ...
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グローバルの窓(海外体験記)
第83回 南洋と日本のグローバル化(4)Thinking about Japan’s globalization(4)
深田祐介の『炎熱商人』 日本企業はODA等を活用して南洋へ再進出しましたが、中でも商社の活躍は際立っていました。しかし、その進出ぶりが経済侵略として批判されたりもしました。1971年に起こった住友商事...
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グローバルの窓(海外体験記)
第82回 南洋と日本のグローバル化(3)Thinking about Japan’s globalization(3)
辻政信 ~エリート軍人の性~ 前回井伏鱒二のことを書きました。井伏はマレー作戦に従軍しましたが、この作戦は、「作戦の神様」と言われた参謀本部の辻政信が立てました。辻は、「身を挺し、生命を懸けて、直接戦...