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俳句エスプレッソ
俳句エスプレッソ(9) ~俳句の基本型~
俳句をはじめた頃の話です。当時の私は、海外出張が頻繁に入るため、句会に出られないだろうと思い、結社に所属することを躊躇っていました。しかし、やるからには基礎を押さえた方がいいと思い、朝日カルチャーセ...
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熱帯と創作
「熱帯と創作」(8) 『戦線』~林芙美子の本心~
戦争中、火野葦平が男性の国民的人気作家なら、女性は『放浪記』で有名な林芙美子でした。庶民を描く名手ということも両作家に共通しています。 林は戦場に三度赴いています。中国戦線に二度と南方方面に一度です...
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エッセンス【グローバルの窓】
エッセンス【グローバルの窓】(4) ~やるべき時にやる!(雪のアルプス越え)~
日本のディスクドライブ事業部とドイツの現地法人の混成チーム6人がキャラバンを組んでイタリアの会社を訪問したときのことです。翌日はミュンヘンのシーメンス社を訪問する予定で、私はミュンヘンで一行を迎える...
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俳句の視点から
俳句の視点から(9) 「報われ消費」
社会の消費動向は21世紀に入り、「モノ」から「コト」(経験や感動を求める)へと移りました。そして、今では「コト」から「イミ」へと消費動向が移っています。『考察する若者たち』(2025年刊、三宅香帆著...
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俳句エスプレッソ
俳句エスプレッソ(8) ~花鳥諷詠とは~
「花鳥諷詠」の「花鳥」とは、自然界全体を表すことばです。「諷詠」とは、それとなく示し、うたうことで、直接感情を述べるのではなく、自然をとおして心を静かに表現したり、にじませたりすることをいいます。「...
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熱帯と創作
「熱帯と創作」(7) 『革命前後』~時代の贄~
前回に引き続き火野葦平のことを書きます。火野は敗戦で価値観がひっくり返るや、戦争中の国民作家から転落、公職追放を受けるまでになりました。火野の従軍手帖をめぐるテレビ番組に出演した作家の浅田次郎は、<...
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エッセンス【グローバルの窓】
エッセンス【グローバルの窓】(3) ~核となる現地の人材雇用~
デュッセルドルフのアルトシュタット(旧市街)で飲んだアルトビア(黒ビール)は私にとって忘れられないビールです。夏の夜、毎日のようにハーターと語り合いました。入社3年目のことです。 ドイツの現地法人設...
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俳句の視点から
俳句の視点から (8) 集団浅慮と尊重
タレントの中居正広氏の性暴力に端を発するフジテレビの問題は、日本のどの組織でも起こり得る問題だったと思います。昨今、昭和の社会規範が大きな音を立てて崩れ去っていますが、この騒動はその最たるものでした...
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エッセンス【グローバルの窓】
エッセンス【グローバルの窓】(2) ~助けることが最善。それは信頼構築の哲学~
「SiesindSpitze!」(お前はすばらしい!) 今ではドイツ語のフレーズをほとんど忘れましたが、このフレーズだけは忘れません。英語なら「Youaregreat!」でしょうか。 金曜日の朝。...
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エッセンス【グローバルの窓】
エッセンス【グローバルの窓】(1)~Scope of Work(業務範囲)~
「Whydidyoustealmyjob?!(なんで私の仕事を盗んだの?!)」 私の最初のカルチャーショックだったかもしれません。ドイツ出張時の出来事。「先輩社員をサポートして来い」と2か月間、デュッ...
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熱帯と創作
「熱帯と創作」(6)『麦と兵隊』~時局に便乗した作家だったのか~
昭和十三年、国家総動員法が施行され、日本は国民すべてを戦争に巻き込む総力戦へ突入しました。日中戦争の最中でした。同様に多くの作家も報道というかたちで戦地へ出かけていきました。いわゆる「従軍報道作家」...
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俳句の視点から
「俳句の視点から」(7)AIの良さと人間の良さ
先日、中学時代の親友から『「俳句エスプレッソ」の内容を理解するのはなかなか難しいな』とコメントをもらいました。その親友は「まず俳句がどうして起こったか」を理解したかったようで、AIで調べて理解したよ...
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俳句エスプレッソ
俳句エスプレッソ(7) ~そもそも俳句ってどのようにして起こったの~
中学の親友から、「俳句エスプレッソ」の内容を理解するのも難しいなあ、とコメントもらいましたので、「そもそも俳句ってどのようにして起こったのか」を書いてみます。 俳句は「5.7.5.7.7」の短歌(和...
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熱帯と創作
「熱帯と創作」(5)『マレー蘭印紀行』 ~放浪の哲学~
明治から戦前にかけてシンガポールを訪れた日本人は、欧州航路の途中に寄港する人たちがほとんどで、しかも短期滞在でした。しかし、欧州への旅路の行き帰りにシンガポールをはじめマレー半島に長期の滞在をした日...