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エッセンス【グローバルの窓】
エッセンス【グローバルの窓】(8) ~日本と現地の役割分担・若手の育成~
「まず、仲と議論してから持ってこい」 ドイツ法人の社長は日本人でした。入社してたかだか4年しか経っていない私のような若造をいきなりマネジャーとして引っ張りました。マネジメント経験もない者をよくもまあ...
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俳句の視点から
俳句の視点から(13) 「多様性の意味 ~視点の幅~」
社会にイノベーションが求められる中、「DE&I(Diversity,Equity&Inclusion」が叫ばれて久しくなりました。この「DE&I」の意図するところは、単なる多...
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俳句エスプレッソ
俳句エスプレッソ(12) ~心象俳句とは~
「心象俳句」という言葉があります。写生を重んじる流れに対し、主観や心の世界を強く打ち出した方向の俳句といえるでしょうか。作者の内面にある「心のイメージ」「感情」「意識の動き」といったことを中心に詠む...
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熱帯と創作
熱帯と創作 (11) 『ナニカアル』~林芙美子の恋の真実~
林芙美子の書いた小説『浮雲』の背景にある現実のできごとが別の作家の手によって創られました。桐野夏生による小説『ナニカアル』です。林の南方スラバヤの体験と恋を小説という虚構のかたちで書き上げたのです。...
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エッセンス【グローバルの窓】
エッセンス 【グローバルの窓】(7) ~ビジネスには正念場がある~
「6月12日の14時から16時のまったく同じタイミングに、ドイツとイタリアの大手のお客さんが我々を訪問する事態となりました!どうしましょうか?」 私は日程調整を何度も試みましたが、両社とも来日スケジ...
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俳句の視点から
俳句の視点から(12) 「組織のあり方 ~斜めの関係~」
『斜め論―空間の病理学』(松本卓也著、筑摩書房)という本には、医療やケアの現場で、実践方法が変化してきていることを論じ、依存症治療において患者同士がカウンセリングで対話を重ねることで、治療を進めてゆ...
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俳句エスプレッソ
俳句エスプレッソ(11) ~客観写生とは~
高浜虚子は、その指導理論として、「花鳥諷詠」とともに「客観写生」を確立しました。「写生」については、第3回で書きましたが、今回は、虚子のいう「客観写生」について簡単に触れておきます。 「客観写生」と...
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熱帯と創作
熱帯と創作(10) 『浮雲』~戦争への贖罪~
林芙美子は、太平洋戦争中、南方を訪れました。中国戦線の泥まみれの従軍に比べ、南方戦線は視察の域を出ず、戦時下にもかかわらず贅を極めた戦争協力の旅でした。このときの経験を踏まえ、小説『浮雲』は書かれま...
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エッセンス【グローバルの窓】
エッセンス 【グローバルの窓】(6) ~本社より現地の立場で~
「今すぐ荷物をたたんで日本へ帰れ!」 ドイツに赴任して一週間も経たない頃、いきなり現地法人の社長(日本人)からの怒声が飛びました。それはドイツ社内のフォーキャスト会議でのことでした。当時、販売してい...
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俳句の視点から
俳句の視点から (11) 「正解より納得」
これからの社会は、AIがますます存在感を増していきます。そんな社会において人間に求められる力とは何なのでしょうか。『割に合わないことをやりなさい』(2025年刊)の著者、小玉歩は、「問いを立てる力」...
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俳句エスプレッソ
俳句エスプレッソ (10) ~沈黙の詩型~
俳句は短く省略の効いた詩型です。イメージが凝縮されることで、読者は想像力を掻き立てられます。凝縮された十七音をパッと開くと、一気に世界が広がるという詩型です。省略の後に残されるのは「沈黙」で、「沈黙...
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熱帯と創作
「熱帯と創作」(9) ~林芙美子にとって戦争とは何だったのか~
「漢口一番乗り」を果たした林芙美子にとって戦争とは何だったのでしょうか。 林にとって、なぜあのような戦争をしたのか、侵略戦争だったのではないか、といった議論はどうでもよかったのだと思います。林の視線...
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エッセンス【グローバルの窓】
エッセンス【グローバルの窓】(5) ~事件は現場で起きている~
「北米部を見習え!」 プリンタの事業部長から怒号が飛びました。初めてのプリンタ事業部との定例会議のことでした。我が欧州部は、部長、課長、主任、主担当、私(新入社員)の5人が雁首揃えて臨みましたが、完...
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俳句の視点から
俳句の視点から(10) 「個人と組織」
ジャニーズの崩落、中居正弘の女性スキャンダルに端を発したフジテレビのガバナンス問題、最近では、東京大学の贈収賄や不正接待の問題など、大きな組織の崩壊が立て続けに発生しています。インターネットやSNS...