ことばのさすらい
~「俳句」と「異文化」による出会い~

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俳句エスプレッソ(7) ~そもそも俳句ってどのようにして起こったの~

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俳句エスプレッソ(7) ~そもそも俳句ってどのようにして起こったの~

 中学の親友から、「俳句エスプレッソ」の内容を理解するのも難しいなあ、とコメントもらいましたので、「そもそも俳句ってどのようにして起こったのか」を書いてみます。

 俳句は「5.7.5.7.7」の短歌(和歌)の流れをくみ、特に連歌(れんが)の最初の句=発句(ほっく)が独立して発展したものです。和歌は万葉集の時代から日本の代表的な詩形式として詠まれました。連歌は、複数の人が和歌の「上の句」(5・7・5)と「下の句」(7・7)を交互に詠み継ぐもので、やがて庶民の間に広まりました。さらに連歌から、より遊び心や洒落さを取り入れた「俳諧の連歌(俳諧)」が発展しました。この最初の5・7.5を発句と呼びました。

 明治時代になり、正岡子規が発句に着目し、「季語」と「写生」の思想を取り入れて、独立した近代詩として「俳句」を確立しました。したがい、「俳句」は短歌(和歌)を源とし、連歌、俳諧を経て生まれてきたもので、日本の短詩型の大きな流れの中で、変化・発展を遂げた詩形式といえます。

筆者紹介

仲 栄司

Eiji Naka

大学でドイツ語を学び、1982年、日本電気(株)に入社。退職まで一貫して海外事業に携わり、ドイツ、イタリア、フィリピン、シンガポールに駐在。訪問国数は約50カ国。
趣味は俳句。『ダリの時計』(句集)、『墓碑はるかなり』(評論)を上梓。
座右の銘は「南国のしあはせバナナあれば足る」
東南アジアの「空気感」が大好きです。